こんな症状はありませんか?
- 寝ても疲れが取れない
- 仕事への意欲や集中力が落ちてきた
- イライラしたり、急に不安になったりする
- 性欲が落ちた
- ED
- 朝立ちがなくなった
これらは、男性ホルモン(テストステロン)の低下によって引き起こされる「LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)」、通称「男性更年期障害」の可能性があります。
女性の更年期は閉経前後の数年で落ち着くことが多いですが、男性更年期は気づかないうちに緩やかに始まり、放置すると長期間にわたって生活の質(QOL)を低下させます。当院では、専門的な血液検査をもとに、個々の状態に合わせた適切な治療を行います。
男性更年期(LOH症候群)の原因
男性更年期の主な原因は、精巣で作られる男性ホルモン「テストステロン」の減少です。テストステロンは、骨や筋肉を強く保つだけでなく、大脳に働きかけて「やる気」「決断力」「ポジティブな思考」を生み出す、男性の元気の源とも言えるホルモンです。
このテストステロンの分泌量は20代をピークに徐々に減少しますが、過度な「仕事のストレス」「環境の変化」「睡眠不足」「不摂生な生活習慣」などが重なると、急激に分泌が低下し、自律神経のバランスが崩れて様々な更年期症状が現れるようになります。
診断と治療の流れ
当院の男性更年期外来では、患者さんのお話を丁寧に伺うとともに、国際的なセルフチェック質問票(AMSスコア)や「採血検査」を行います。
1. 検査・診断(採血は午前中が原則です)
男性ホルモン(テストステロン)の分泌量は、1日の中で変動し、朝に高く夜に低くなる特性があります。そのため、正確な診断を行うために、午前中(できれば11時まで)の採血をお願いしております。
血液検査によって、男性ホルモンの数値を測定します。
2. 主な治療方法
男性ホルモン補充療法(ART)
検査の結果、テストステロン値が基準を満たさないほど低下しており、症状が強い場合は、定期的な注射(テストステロンの筋肉注射)によって、足りないホルモンを直接補充します。
※前立腺がんや重度の前立腺肥大症など、ARTを一部受けられないケースがあるため、事前に前立腺の検査(エコー、PSA検査など)を行います。
漢方薬による治療
「ホルモン注射に抵抗がある」「数値の低下は軽度だが症状がつらい」という方には、体質や症状に合わせた漢方薬を処方します。血液の巡りを良くし、自律神経を整えることで、心身の不調を穏やかに改善します。
生活習慣の改善アドバイス
テストステロンは、適度な運動(筋トレなど)や質の良い睡眠、バランスの良い食事によって分泌が促されます。無理のない範囲でのライフスタイルの見直しも一緒に考えていきます。