当院での性感染症診療は「男性」のみ対象となります。女性の性感染症については婦人科の受診をご案内させていただきます。
「下着にいつもと違う分泌物がつく」「陰部に痒みや痛みがある」「パートナーが性感染症だと診断された」
性感染症は性行為経験のある方なら、誰でもかかる可能性がある身近な病気です。
しかし、「恥ずかしい」「他人にばれるのではないか」といった不安から、受診を先延ばしにしてしまう方が少なくありません。性感染症は放置すると、症状が悪化して不妊症の原因になったり、大切なパートナーへ感染させてしまうリスクがあります。
当院では、患者さんのプライバシーを第一に考えた診療を徹底しています。「もしかして」と思ったら、どうぞお早めにご相談ください。
代表的な対象疾患
1. クラミジア感染症
日本で最も感染者数が多い性感染症です。
- 症状(男性)
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尿道からサラサラした薄い膿が出る、軽い排尿痛、残尿感など。無症状のケースも少なくありません。
咽頭クラミジア:オーラルセックスにより喉に感染します。喉の痛みや腫れが出ることがあります。
当院では抗生物質(内服薬)による適切な治療を行います。
2. 淋菌感染症(淋病)
クラミジアと並んで頻度の高い感染症です。
- 症状(男性)
- 感染後数日で、尿道からドロッとした黄白色の膿が大量に出て、おしっこをするときに「焼けるような激しい痛み」を伴います。
咽頭淋病:クラミジア同様、喉への感染も増えています。
当院では抗生物質(点滴や筋肉注射)による適切な治療を行います。
3. マイコプラズマ・ウレアプラズマ
クラミジアや淋菌の検査をしても陰性なのに、尿道の違和感が続く場合、この細菌が原因である可能性があります。近年、新しい性感染症として注目されており、当院ではこれらに対する精密な遺伝子検査(PCR検査)も実施可能です。
一部の検査は保険適応外となるため、その場合は検査前にご説明させていただきます。
4. 尖圭(せんけい)コンジローマ
ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染が原因で、性器や肛門のまわりに、ニワトリのトサカやカリフラワーのような「イボ」ができる病気です。痛みや痒みはほとんどありませんが、放置するとイボが大きく、増えていきます。治療は塗り薬もしくは液体窒素での凍結療法となります。当院では液体窒素での治療ができないため、必要に応じて皮膚科へご紹介させていただきます。
5. 性器ヘルペス
単純ヘルペスウイルスへの感染により、性器に小さな水ぶくれや潰瘍(ただれ)ができる病気です。初めて発症したときは、強い痛みや発熱、歩けないほどの痛みを伴うことがあります。ウイルスを体内から完全に排除することはできませんが、発症初期に抗ウイルス薬を服用することで、症状を大幅に軽くし、治癒を早めることができます。
6. 梅毒(ばいどく)
近年、国内で感染者が爆発的に急増している深刻な感染症です。初期には感染部位(性器や唇など)に痛みのないしこりや潰瘍ができ、その後、全身に赤い発疹(バラ疹)が広がります。一時的に症状が消えるため「治った」と誤解しやすいですが、体内で病気が進行し、数年後に脳や心臓に重大な障害をもたらすことがあります。当院では採血による迅速な診断と抗生物質での治療を行っています。